セリーグの楽しいペナント

いつものプロ野球なら そろそろ1位から3位と4位から6位の差が開きそろそろ方向性が見えてくるはずです。
パリーグは標準的な動きだと思いますが、今年はセリーグが可笑しいのです。

開幕当初は横浜DeNaが独走するのではないかという位強かったのですが、中継ぎ投手の登板過多で次第に力を失い落ちて行き、今やBクラスをさまようようなおぼつかない戦いをしています。
どうしてそんな戦い方をしているのかというと、抜きに出る事が出来ないのです。

例えば3連戦で3連勝すると、次の3連戦で3連敗し酷い場合はそこから連敗街道を走るため抜け出せないのです。
これが見ている方は楽しいのかもしれないのですが やってる方はさぞつらい毎日が続いていると思います。

恐らく秋口まで楽しいセリーグを観る事が出来ます。
この状態ならクライマックスの前日まで争っているかもしれない

巨人ももう少し、戦力を整えれば勝てると思うのですが、勝てないし逆転する力も今年はあまりないようです。
また今のところ巨人が首位などにいる理由は今までセリーグを連覇した貫禄があるからだと感じてしまいます。

ですが今年だけです。
どの球団にも優勝のチャンスがあるのは恐らく来年のペナントはどこかのチームが独走するでしょう。

藤井将雄投手のエピソード

息子にテレビの録画で見せてもらったのですが、10年以上前に31歳で亡くなったソフトバンクの藤井将雄投手のエピソードを見て、涙が出てしまいました。
この人のことは、この番組を見るまで知りませんでした。

ソフトバンクの中継ぎ投手だったのですが、ソフトバンクが日本一になった年に末期の肺がんが見つかり、余命3ヶ月と言われたのだそうです。

それでも、本人が野球ができなくなったら希望をなくすと思った家族は、本人には本当の病名を知らせませんでした。

藤井将雄投手は野球への情熱だけを心の支えとして、それから1年を生き延び、2軍の試合にも出たりしたのだそうです。

家族が王監督に相談したとき、王監督は「心配しないで」と言って、藤井将雄投手とその年も契約更改してくれたという話はとても感動してしまいました。

ソフトバンクに契約更改してもらい、藤井将雄投手はまた復帰できることを信じて、それだけを心の支えにして辛い闘病生活を耐えたのです。

藤井将雄投手の親友だった若田部投手が、病気のことを知らされて、信じられなかったという話も、藤井将雄投手の代わりに藤井将雄投手の背番号をつけたぬいぐるみのマスコットに優勝の胴上げに参加させたという話も、じんわりと感動しました。

藤井将雄投手のことは忘れないようにしたいと思いました。

怪我が目立つ内川聖一選手

内川聖一選手は2011年横浜ベイスターズより福岡ソフトバンクホークスに移籍し、高い技術実績もさることながら、その人間性もあり、小久保裕記選手の引退の後を受け、ホークスのキャプテンに就任しました。
また内川聖一選手は日本代表チームの主力、実質的キャプテンとしてチームをけん引しています。

しかし内川聖一選手は怪我が多く、ちょくちょく試合を欠場することも多く、2016年のクライマックスシリーズにおいては、ファールボールを追ってフェンスに激突し、肋骨を骨折し、日本シリーズは欠場しました。
シーズン中も違和感等という不明瞭なことで欠場しています。

いづれも一生懸命のプレーではありますが、危険回避のテクニック、そのプレーの先がどうなるかの瞬時の判断力、怪我をしない身体づくりがまだまだ三流です。
インタビュー等では、内川聖一選手はフォアザチームらしいことを語ってはいますが、キャプテンが簡単に前線を離れるべきではありません。

数年前阪神の金本選手が、手を骨折しているにも関わらず、試合に出場し片手でヒットを打ちチームを鼓舞し続けました。
チームの精神的も含めた支柱が簡単に試合を欠場する姿を若い選手も見ており、そういったこれからチームを担うであろう選手の手本にもなりません。

イチロー選手のような一流中の一流選手は怪我をしません。
運がいい訳ではなく怪我をしない身体づくり、怪我をしないプレーを会得しているからこそです。

また自分がチームを離れることがどれだけチームにマイナスになるかも十分に理解しています。
内川聖一選手もバッティング技術並みに怪我をしないプレーも一流を目指し口ばかりではないキャプテン資質を身に付け全てにおいて超一流選手を目指して欲しいものです。

山田哲人は3年連続トリプルスリー達成できるのか?

去年、史上初のトリプルスリー複数回達成を記録した山田哲人は、今シーズンもトリプルスリーを三度達成できるのか?
もちろん出来ると思う。
去年も当然マークが厳しくなると予想された中でのシーズンで、しかも終盤に怪我をしつつフル出場してないのに達成したからだ。

よく野球界では、2年目のジンクスという言葉があるが、山田哲人の場合はそれがない。
年齢的にもまだまだ伸び盛りの20代中盤にさしかかった油の乗りかかってる今季は、ひょっとした本塁打王も付いてくるかもしれない。
山田哲人はそれぐらいすごい選手だと思う。

ただ気になるのは、30盗塁出来るのかは、チーム事情によっては打順が3番になる可能性があるから、そこは不安だと思う。
昨シーズンも3番で打つ機会が多かったが、やはり1番打者として試合に出てる時の方が、盗塁のチャンスも多い分、稼いでいた気がする。

今シーズンはおそらく、3番山田哲人で行くはずだから、4番バレンティンのチャンスの場面で走りに行く事が出来るのか?
ここが一番の難点だと思う。

シーズン後半にさしかかり、順位がある程度決まっており、消化試合のような展開になっていたら、どんどん走りに行く機会は増えるとは思うが、優勝争いをしていたらそんな事は出来ない可能性が高いと思う。
ただ、山田哲人の足は十分速いので、積極的な攻めであえて走ってチャンスを膨らませるという事もあるのでその時は期待した。
ただ、盗塁の数だけこなせれば今の山田哲人なら3年連続のトリプルスリーは達成出来るはずだ。

薮田和樹投手、プロ入り3年目の覚醒

2016年、25年ぶりのセリーグ制覇を果たした広島東洋カープ。
広島を熱狂の渦に巻き込んだその快進撃は日本シリーズで日本ハムファイターズに破れ、そして英雄的存在であった黒田博樹投手の引退という衝撃的なニュースとともに幕を閉じました。

セリーグ連覇、そして日本一という大きな目標を持ったカープでしたが、戦前の予想は黒田の穴もあり、評価は決して高くありませんでしたが、蓋を開けてみれば4月セリーグ首位を確保し、今年もセリーグ制覇へ向けて順調にスタートしました。
その快進撃を支えている一人が今回ご紹介する薮田和樹投手です。

薮田和樹投手は2014年のドラフト2位でカープに指名された投手ですが、この指名は当時のカープファンの中で非常に大きな衝撃をもって受け止められました。
その内容は決して好意的なものではなく、「なぜそんな上位で薮田和樹投手を?!」という意見が圧倒的多数を占めました。

それもそのはず、薮田和樹投手は大学時代の実績はわずか3試合の登板しかない、ほぼ無名の存在だったのです。
「上位指名ならもっと花形の選手が採れたはず」
薮田和樹投手のプロ入りは人知れずファンの不満から始まったといって過言ではありません。

薮田和樹投手はカープの先輩である九里亜蓮投手の高校・大学時代の後輩にあたります。
九里投手を見に来たスカウトがたまたま薮田和樹投手を見つけ、故障で真価を発揮できていなかった彼の力を見抜き、実績なしにも関わらずその将来性を見込んで上位指名に踏み切ったのです。

プロ入り1年目はまだ故障の影響からデビューは遅れ、6試合の登板に終わった薮田和樹投手。
2年目は出番が少し増えたもののまだ粗さが目立つ内容でしたが、3年目の今季。ついに身体が出来、その才能が輝きを発し始めます。

オープン戦から結果を残し始めた薮田和樹投手は今季ここまで26試合消化時点で早くも半分以上の14試合に登板して防御率2.40の好成績。
チームに欠かせぬ存在となっています。

150km台の速球にタイミングの取りづらいフォームで終盤を抑える彼の存在は今年が終わった時どういった大きさになっているのでしょうか。
薮田和樹投手のこれからに注目です。

横浜DeNAベイスターズ、柴田竜拓選手

プロ野球開幕までもう1カ月ない状況で、選手の調整もドンドン進んでいます。
その中で横浜DeNAベイスターズは、今年入団した外国人選手やドラフトで指名された新入団選手の活躍がニュースになっています。
若い力が出てきて、既存の選手との競争が激しくなれば、チーム力も高まり、1998年以来の日本一も実現できるのではないかと夢を見てしまいます。

私がその中で注目しているのは柴田竜拓選手です。
柴田竜拓選手は2015年に、國學院大學からドラフト3位で入団しました。
167㎝と小柄ながら、堅い守備が評価されています。

去年は開幕スタメンを勝ち取るも、結局19試合の出場にとどまりました。
打率も.205でした。
柴田竜拓選手の自慢の守備ももう一つ、といったところだったでしょうか。

今年もキャンプ序盤は二軍スタートでしたが、今は一軍に合流し、オープン戦での出場機会を得ています。
今年のベイスターズのセカンドは、田中選手の加入もあり、レギュラー候補は田中、石川、宮崎、エリアン、飛雄馬、山下選手などが挙げられるなど最激戦区になっています。
今までのオープン戦を見ると、田中選手と宮崎選手が一歩リード、といったところでしょうか。

またショートも倉本選手、という大きな壁があります。
ただ、これらのメンバーは年齢的に30歳近い、またはそれ以上の選手が多く、柴田竜拓選手は若手の一番星になりえる存在と思います。
競争は激しいですが、柴田竜拓選手には小柄の選手でもやれる、というのを是非見せて欲しいものです。

横浜DeNAベイスターズ、筒香嘉智選手

プロ野球横浜DeNAベイスターズの4番打者、筒香嘉智選手は、2017年第4回WBC(ワールドベースボールクラシック)でも日本代表の4番を務めました。
2016年のシーズンでは打点、本塁打のタイトルも獲得し二冠王に輝いたことからも誰もが認める4番打者として成長したと思っていました。

しかし、2017年シーズンが開幕し、2ヶ月が経過しましたが、筒香嘉智選手からの快音が聞こえません。
筒香嘉智選手の魅力は、もちろん本塁打です。
打球が上がらないことと、上がったとしてもタイミングを崩され内野フライか外野フライになっていることが多くあります。

シーズン当初は、WBCに出場したことから外国人の動く球に目が慣れてしまったために日本球界の投手人の素直な球に慣れるまで仕方ないことなどと言われてもいました。
ですが、不調の期間があきらかに長すぎです。
WBCにでたでないは関係ないように思いはじめているファンの方も多くなりはじめていると思います。

2015年、2016年筒香嘉智選手は素晴らしい成績を残しました。
特に、2016年は二冠王に輝いたことからも2017年はその上の三冠王なども期待されているだけに現段階では寂しい成績になっています。
これだけの大打者になりはじめているわけですから、他球団からのマークもより厳しくなるのは当然です。

しかし、それをクリアしていかなければさらなる成長はありません。
2017年これからは一皮むけた筒香嘉智選手の姿を見たいところです。