山崎憲晴、元プロ野球選手

山崎憲晴選手を覚えている方はいるだろうか。
2009年のプロ入り後、レギュラーを勝ち取ることこそ少なかったものの、なにかと穴が多い横浜内野陣にとって、すべてのポジションをそれなりに守ることができるというユーティリティ性が評価され、1軍に定着してきた。守備力に定評はあったが、打撃は平凡だった。

ただ、山崎憲晴選手がいれば安心して試合に臨める。そんな空気があった。
転機が訪れたのは2015年だ。
倉本や白崎といった新人が活躍しだし、内野陣が充実してきた。激化していた外野手争いにくわえ、内野の層も厚くなってきたのだ。

極度の打撃不振からポジション争いに敗れ、ベンチには若手がひしめいていた。
相変わらず守備での貢献度は高かったものの、層の厚さの前に出場機会は大幅に減った。

追い討ちをかけるように2016年春キャンプで全治1年のケガをしてしまう。
2016年はプロ入り後、一度も1軍にあがれない年となってしまった。
その間にも横浜内野陣は充実の一途をたどっている。

2017年、シーズンが始まったが、山崎憲晴選手は戻ってこれるだろうか。
プロ9年目、30歳になった。若い横浜ではベテランの域だ。
若い選手が台頭しているなか、レギュラーバリバリで活躍ということは考えにくい。

しかし、チームが苦しいときに必ず戻ってきてくれるだろう。
打撃は平凡でいい。足もそこまで速くなくていい。だけど、守備は任せろ。どこでも任せろ。
そういう安心感が必ず必要になるときがくる。
いぶし銀だ。

山崎憲晴選手の価値はベンチにいるだけで発揮される。
安心して代打を送れる。終盤のリード時に要所を守ってもらうという計算ができる。
守備力だけは鍛え続けてほしい。こういったタイプの選手は本当に少ない。価値がある。

俺は復活を待っている。
歳も同じで出身も同じだ。
がんばれ、山崎憲晴選手。