世界陸上代表を目指す村澤明伸選手、マラソン挑戦はプラスになったのか?

3月のびわ湖毎日マラソンで初マラソンを経験した日清食品グループの村澤明伸選手。
前半はハイペースでトップグループを追走し、25Km地点では一時は日本人の単独首位となる好走を見せました。
マラソン界の新星が現れた!なんて喜んだのもつかの間、村澤明伸選手はトップグループのアフリカ勢からは離され、35Km過ぎで佐々木悟選手(旭化成・日本人トップの総合4位)に抜かれてしまいます。
その後は大幅にペースダウンしてしまい、最後は総合28位でゴール、ほろ苦いマラソンデビューとなりました。
びわ湖毎日マラソン後にはいろいろと言われましたが、残り35kmまで日本人トップで引っ張ったのはまぎれもなく村澤選手なのです。
この初マラソンの経験が村澤選手にとってよい経験になったと思っています。

大学卒業後はけがの影響もあって成績を残せずにいましたが、元々実力のある選手です。
日本のマラソン選手は昔から後半に落ちてくる選手を追い抜いていくという消極的なレースをしていました。

今のトップ選手たちはハイペースで飛ばしても、後半バテることなくそのままゴールします。
落ちるのを待っていてはいつまで経っても世界のレベルには追いつけないのです。

村澤選手は果敢にアフリカ勢についていきました。息切れはしましたが、将来きっと世界と渡り合える選手になってくれるのではと希望を持たせてくれました。
マラソンでの世界陸上出場はできませんでしたが、トラック1万メートルの代表を目指し、代表選考会にエントリーしています。
1万メートルにはリオ五輪代表の3名もエントリーしており、村澤明伸選手が代表になるのは難しいかもしれません。

ただ、やってみなければ分かりません。
高校の後輩、大迫選手に負けずに頑張ってほしいです。